ベルギーの「DEATH NOTE デスノート」殺人事件

ベルギーの「DEATH NOTE デスノート」殺人事件

「毎日新聞」2007 年 10 月 3 日付夕刊より。

「デスノート」殺人?/切断遺体近くに「キラです」/ベルギー

【ブリュッセル福原直樹】「ワタシハ キラ デス」(Watashi Wa Kira Dess)——。
ベルギー・ブリュッセル市で発見された切断死体のそばに、日本の少年誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された人気コミック「デスノート」に登場する殺人犯「キラ」の名をかたるメッセージが残されていた。
同国の司法当局は殺人事件とみて、メッセージとの関連を調べている。

欧州では日本のコミックが人気を集め、「デスノート」も翻訳版が出版されている。

捜査にあたる同国のコルパン司法官によると、死体の一部が発見されたのは 9 月 28 日夕。
同市西部の公園で通行人が胴と足の一部を発見し、ローマ字の日本語で書かれたメッセージが近くに残されているのが見つかった。

ローマ字のつづりは一部間違っている。
被害者は白人男性の可能性が高い。
コルパン司法官は「(日本のコミックに関する)メッセージがあったのは事実だが、事件との関係性は不明だ」と語り、今後関連性を捜査する方針を示した。

「日本経済新聞」2007 年 10 月 3 日付夕刊より。

遺体脇にせりふ/「デスノート」か/ベルギー

【ブリュッセル = 共同】ベルギー紙デルニエルールによると、首都ブリュッセル南部の公園で切断された白人男性の遺体が見つかり、近くに日本の人気漫画「DEATH NOTE(デスノート)」のせりふ「わたしはキラです」と読める日本語をローマ字で書いた紙片が置かれていたことが分かった。
警察は殺人事件として捜査、紙片を重要な手掛かりとみて関連を調べている。

「産経新聞」2007 年 10 月 4 日付朝刊より。

ベルギー切断遺体にメモ/「わたしはキラです」

【ブリュッセル = 共同】ベルギー紙デルニエルールによると、首都ブリュッセル南部の公園で切断された白人男性の遺体が見つかり、近くに日本の人気漫画「DEATH NOTE(デスノート)」のせりふ「わたしはキラです」と読める日本語をローマ字で書いた紙片が置かれていたことが分かった。
警察は殺人事件として捜査、紙片を重要な手掛かりとみて関連を調べている。

1 日付の同紙によると、9 月 28 日午後、散歩していた市民が男性の両もも、下腹部を発見。
警察が周辺を調べたところ、2 枚の紙が見つかり、別々の色で同じ文が書かれていた。
遺体の頭部や腕などは見つかっておらず、身元も判明していない。

「キラ」を名乗る人物が死に神の助けを借りて殺人を繰り返す筋立てのデスノートは、ベルギーでも翻訳版が若者らに人気。
警察は紙片がいたずらや偶然で近くに置かれたとは考えにくいとしている。

デスノート 14 カ国で翻訳/中国「心身に悪影響」摘発

デスノートは「週刊少年ジャンプ」(集英社)に平成 16 年 1 号から 18 年 24 号まで連載され、単行本(12 巻)の累計発行部数は約 2700 万部という人気漫画。
漫画を原作とする映画、小説、アニメ、ゲームなどもある。

日本以外にベルギーのほか米国、中国、韓国など世界 14 カ国で売られており、その販売部数は合わせて約 430 万部。
ベルギー・ブリュッセル市では仏語版が今年 1 月から、オランダ語版が同 4 月から販売されていた。
中国では海賊版が大量に出回り、当局が「青少年の心身に悪影響を与える」として、摘発キャンペーンに乗り出した。

ストーリーは、そこに名前を書かれた人は死んでしまうという死に神の「デスノート」を手に入れた主人公が、理想の世の中にしようと犯罪者を次々に殺していくという展開で、「キラ」はこの連続殺人犯の呼称。

集英社広報室は「これまでデスノートに触発されたとみられる事件は聞いたことがない。今回の事件については、詳しい情報が入っていないので何とも申し上げられない」としている。

「日刊スポーツ」2007 年 10 月 4 日付より。

ベルギーのバラバラ遺体に/「私はキラ」のローマ字メモ/人気漫画「デスノート」影響か

ベルギー紙「デルニエルール」によると、首都ブリュッセル南部の公園で切断された白人男性の遺体が見つかり、近くに「WATASHI WA KIRA DESS」と書かれたメモ 2 枚が発見された。
日本語読みすると「私はキラです」と読める。
キラは海外 14 カ国で 430 万部を販売している日本の人気漫画「DEATH NOTE(デスノート)」の主人公で、死に神の助けをかりて殺人を繰り返す夜神 月(やがみ・らいと)の別名。
警察は紙片はいたずらや偶然で近くに置かれたとは考えにくいとして重要な手掛かりとみて調べている。

9 月 28 日午後、散歩中の市民が公園内で男性の両太ももと胴体の下部分を発見。
近くに真新しい紙片に違う色で、同じ文が書かれていた。
頭部や腕、衣服、身元を示すような遺留品は見つかっていない。

「デスノート」は今年 1 月にフランス語版、4 月にオランダ語版が発売されたばかり。
ベルギーではフランス語、オランダ語、ドイツ語が使われており、ドイツ語版は、EU 内ですでに流通している。
メモの最後の「です」は「DESU」ではなく「DESS」。
フランス語とオランダ語では語尾に「SS」がくる単語が一般的でない一方、ドイツ語では「SS」が語尾にも登場し「ス」と発音する。

「朝日新聞」2007 年 10 月 4 日付夕刊より。

切断遺体にメモ「私はキラ」/ベルギーの公園/ローマ字日本語使う/漫画「デスノート」模倣?

【ブリュッセル = 岸善樹】ベルギーの首都ブリュッセル南部の公園で 9 月末、ばらばらの男性の遺体が見つかり、ローマ字書きの日本語で「私はキラです」と読めるメモが見つかった。
「キラ」は、欧州でもヒットした漫画「DEATH NOTE(デスノート)」に登場する連続殺人犯の呼び名。
警察は漫画にくわしい人物による殺人事件とみて捜査を始めた。

ベルギー紙デルニエルールによると、9 月 28 日夕、公園の遊歩道に両太ももと下半身が置かれているのを通行人が発見。
白人の若い男性とみられる
近くに A4 判の紙 2 枚があり、「Watashi Wa Kira Dess」と書かれていた。

「デスノート」は、死を操れるノートを手にした青年が、社会正義を実現するため凶悪犯に「天罰」を与える物語。
この青年が「キラ」と呼ばれる。
漫画は大ヒットし、映画化もされた。
欧州でも翻訳され、人気を集めている。

YOMIURI ONLINE より(「読売新聞」紙上の記事確認できず)。

デスノート殺人犯の名残し、男性のバラバラ死体…ベルギー

【ブリュッセル=尾関航也】ベルギーの首都ブリュッセル市内の公園で、切断された若い白人男性とみられる死体の一部が見つかり、そばに「私はキラです」との日本語がローマ字書きされた 2 枚のメモ紙が残されていたことが 2 日、分かった。

「キラ」は日本の人気マンガ「デスノート」に登場する連続殺人犯の名前で、警察は、作品に触発された猟奇殺人の可能性があるとみて調べている。

地元警察によると、見つかったのは両足の太ももと胴体の下半身部分。
先月 28 日夕、公園内の遊歩道脇に、むき出しの状態で置かれているのを通行人が発見した。

メモ紙には、2 枚とも手書きで「WATASHI WA KIRA DESU」と書かれ、1 枚ずつ異なる色のインクが使われていた。

マンガ「デスノート」の中では、「キラ」は、犯罪を憎む余り、死に神の力を借りて世界中の犯罪者を次々と殺していく。
作品はフランス語やオランダ語に翻訳され、欧州でも人気を集めており、今回の殺人との関連が疑われている。

死体が捨てられていた公園は高級住宅街に近く、警察によると、凶悪犯罪は極めて少ない地区という。
死体の身元は発見から 4 日たっても判明しておらず、死体のほかの部分も見つかっていない。

日本では、「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木 飛呂彦)の吉良 吉影(きら よしかげ)を指すのではないか、とも推測されています。